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ここでは当社がこだわっている「手延」の製法とうどんで知られる「手打ち」の製法を比べてみることでどうして「手延」にこだわるのか、また、なぜそうめんの製法として「手延」なのかをお客様に知っていただければ幸いです。

●生地から麺までの製法の違い

 手延と手打ちの違いは生地をどのように細い麺の状態に仕上げるかの違いです。右の図を見ていただければご理解いただけると思います。

 手延と手打ちで決定的に違うのは生地が麺になる時間です。

手打ちもすぐに麺になる訳ではありませんが、手延では生地を延ばす過程で、無理矢理に麺を延ばそうとすると切れてしまいますので、空気や湿気と相談しながら徐々に徐々に麺を引っ張っていかなくてはなりません。必然的に、生地から麺ができるまでの時間が長くなってしまいます。

 また、出来上がる麺の細さも違います。生地をできるだけ薄い状態にして折りたたみ、熟練の技で切っていったとしてもそうめんのように細い麺はできないのです。

●なぜ「手延」にこだわるのか?

もちろん手打ちの製法にも熟練の技が必要ですが、手延のには何度も失敗を重ねて経験から身に付く「勘」のようなものが必要です。その日、そのときに変化する温度、湿度、日光を読み、それに対応しなければなりません。そうしてでも「手延」にこだわるのは麺の細さにこだわるからです。

そうめんつゆにからみ、のどごしを楽しむのに必要なそうめんの細さにこだわっているのです。当社の看板商品であります「極細黒帯」には高いリスクを背負ってこそできる麺なのです。

細くすればするほど環境の変化を受けやすく、切れやすいのは言うまでもありませんが、切れてしまったらすべてが無駄になってしまうことを知りながら極細の状態まで麺をもっていくのはこだわりを持っていないとできません。

極細そうめんを食したことがある者だけが知る至福。これからも「手延」にこだわって、おいしいそうめんを作って行きたいと思います。

 

 
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